ろ〜りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

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Sketch(走り書き)と云うよりは……?

 注)タイトルに「*」のついた記事は「ネタバレ記事」です。ご注意ください。
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虎の威を借る……
「虎の威を借る狐」と云う言葉がある。
辞書には、
「力のないものが他人の権勢に頼って威張ること」、「権力者をうしろだてにしていばる者」、「権勢を持つ者に頼って、威張る小者のこと」、「本人はたいしたことはないのに、ほかの人の権力をかさに着て、威張る者のこと」
等々の意味が載っている。
「あいつ、偉そうなこと言って威張ってるけど、しょせんは『虎の威を借る狐』だよ。部長がいなきゃ、なんにもできやしないのさ」
などと使う。
言われて嬉しい言葉ではない。
どうも「狐」は、「虎」以外の動物たちからは、憎まれ、あるいは蔑まれているようである。
この諺は中国の『戦国策』に由来している。
高校時代、古文の授業で習った人もいるだろう。
念のために、その内容を思い返してみると……
〈虎に食われそうになった狐が、「私を食べてはいけません。天帝は私を百獣の長としたのです。その私をもし食らえば、あなたは天帝の命に背いたことになるでしょう。嘘だと思うのなら、私が先に歩きますから、ついてきてごらんなさい。私を見て、逃げ出さない獣たちはいないはずです。」と、云った。虎が狐の云うとおりにしてみると、なるほど、他の獣たちが逃げていく。虎は他の獣たちが、自分の姿を見て逃げたのだとは思わず、狐を畏れて逃げたのだ、と、思った。〉
と、云うことである。
この狐、ナカナカの知恵者とみるべきであろう。
虎に食われそうな危険を回避したばかりか、自分を天帝に任命された百獣の長と思わせることに成功している。
さらに、これは推測だが、以後他の獣たちは、「狐のバックには虎がいる」と思い込み、狐をも畏れるようになったのではあるまいか。
あたかも、現在、この諺を口にする人々が、陰ではブツブツ云いながらも、「虎」はおろか、「狐」にさえも、正面からはなにも云えないでいるように……。
| 遊冶郎 | 悪魔のつぶやき | 17:09 | - | - |
やれる? やれない? やらない?
「やろうと思えばいつでもやれるよ。
やれないんじゃない。やらないだけさ」
と、うそぶく人がいる。
“やれる”とは、“やっている”ことである。
そのことを知らない人もいる。
しかも、非常に多くいる。
| 遊冶郎 | 悪魔のつぶやき | 16:50 | - | - |


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