2014.03.23 Sunday
その筋では……
その筋ではよく知られていることですけど、江戸川乱歩氏の作品のいくつかには、横溝正史氏が代作したものがあります。
また、横溝正史氏の作品のいくつかには、山田風太郎氏が代作したものがあります。 ベートーヴェンの曲として知られている曲が、実はチェルニーが作曲したものでないとは、だれにも云えないでしょう? だれが作ったのかが大事なんですか? それが好いのか悪いのか、それが大事なんですか? 目の見えない人が弾いてたら、いい音楽なんですか? 耳の聴こえない人が作ったら、いい音楽なんですか? いかにも賢ぶって、 「あいつはシンガー・ソング・ライターなんて云ってるけど、本当はゴースト・ライターがいてね。 曲も詞も、別人が書いてるのさ。 会社が売り出すために、シンガー・ソング・ライターなんて云ってるだけなのさ」 と、鼻をうごめかせて、得意気にのたまう御仁がいらっしゃる。 ハイハイ。よくご存じですねぇ〜。ギョウカイ通でいらっしゃいますねぇ〜。 でも、それがなんなの? だれが作ろうと、いいものはいいんですよ。 また、幾千万人の人が「悪い」と云おうとも、「あいつはヘタだ」と、云おうとも、そんなことは、関係ないんですよ。 「敵幾千万いようとも、我行かん」ですよ。 自分自身が「いい!」と思ったら、それで、いいんですよ。 その自分の気持ちこそ、大切なんじゃないですか? くだらないインテリの知識なんかいりません。 とある漫画のなかに、こんな意味のセリフがありました。 「ミュージシャンには二通りあると思ってる。 いいミュージシャンか、悪いミュージシャンか。 上手いだけのミュージシャンには用はないさ」 小理屈コネるミュージシャンには、それこそ、用はありませんね。 |