2016.07.29 Friday
新聞、ニュース、報道……
旧ソ連には、プラウダとイズベスチアと云う、二大新聞があった。
プラウダとは、ロシア語で、「真実」と云う意味であり、イズベスチヤとは、「報道」と云う意味である。 そこで旧ソ連では、こんなことが云われた。 「プラウダとイズベスチアの違いは?」 「プラウダには“報道”がなく、イズベスチアには“真実”がない」 社会主義国の秘密主義は有名である。 そこで、こんなジョークが生まれる。 アレクサンダーとシーザーとナポレオンが、あの世からソ連の様子を見ていた。 アレクサンダー「あんな戦車があったら、もっとかんたんに世界を征服できただろうに」 シーザー「あんな空飛ぶ兵器をもっていたら、ローマが世界中を支配していたろうに」 ナポレオン「プラウダのような新聞があったら、だれも俺がワーテルローで負けたことを知らずにいたろうに」 ところが、最近では、この有名なジョークが、次のように改変されている。 アレクサンダーとシーザーが、手に新聞をもって、ナポレオンを訪ねてきた。 「なあ、ボナパルト、きみは旧ソ連の新聞をうらやましがっていたね」 「ああ、それがどうしたんだい」 「この大阪のスポーツ新聞はもっとすごいぜ。 こいつがあったら、フランス国民は、きみがワーテルローで勝ったと信じたろうよ」 |