2014.04.26 Saturday
『大論理学』(上巻の一)読了
昨日、『大論理学』(上巻の一)を読了した。
いわゆる「有論」の「質」に該当する部分である。 「有論」は『大論理学』の、と云うことは、ヘーゲル哲学の核心をなす部分であり、エッセンスが凝縮されているところである。 ヘーゲル哲学の理解にとって、最も重要なところである。 しかし、逸脱や混乱、先走りなども多く見られる。 それらの――謂わば――“贅肉”を削ぎ落とし、スッキリとした論理の体系として把握するには、そうとうな思惟の力を必要とする。 その力があるかないか、それはやってみなければ分からない。 「泳ぎをおぼえるためには、まず、水の中に入らなければならない」のである。 |