2014.09.09 Tuesday
現在はどうか知らないが……
現在はどうか知らないが、一昔前の中国では、宴会などで出された料理は、残すのが礼儀だったらしい。
それが、「食べきれないくらいに充分にもてなしていただきました」と云う、もてなされる側の言分であり、「充分に客人をもてなした」と云う、もてなす側の満足であった。 その供された料理を食する際にも、いかにも美味しゅうございます、と、云わんばかりに、ピチャピチャと音を立てて食べ、食べ終わった後には、もうお腹いっぱいでございます、と、云うことを表すために、大きなゲップをする。 それが、中国風のマナーだと云うことである。 一夕、会社の慰安会に参加した。年配から若者まで、男女を問わず、来日する中国人旅行者や韓国人旅行者のマナーの悪さを大いに弾劾しておられた。 しかし、少なくとも、食事時のマナーにかんするかぎりは、みな中国風を、キッチリと、順守しておられたようである。 |