2014.12.29 Monday
「アナタハ神ヲ信ジマスカ?」
……、と、云っても、ヘンな宗教に勧誘しようとしているわけではない。
こんなことを云うと年がバレてしまうが、若い頃にこのフレーズがギャグとして流行ったものである。 ところで、このフレーズが奇異に思えるのは、あながち無信心者であるからばかりではないようである。 と、云うのも、これだけでは、神の「なにを」信じるのか、それが判然しないからである。 神の「存在」をか? 神の「慈悲」をか? 神の「救済」をか? 神の「能力」をか? 神の「愛」をか? さらには――、 「神の慈悲」とはなにか? 「神の救済」とはなにか? 「神の能力」とはなにか? 「神の愛」とはなにか? ――と、その疑問は増えていく。 たんに、「アナタハ神ヲ信ジマスカ?」と、問われても、答なぞ、出せようはずもない。 |