2015.02.15 Sunday
セオドア・ルーズベルト 2
中学で英語を習っていた頃、どうしてウィリアムの愛称が「ビル」なのか、理解に苦しんだことがある。
おそらく、「ウィリアム」→「ウィル」→「ビル」と、なったのであろう。 ウィリアムはなんとか理解できたが、分からないのは、「セオドア」の愛称である。 セオドアの愛称は、「テッド」、「テディ」である。 これはなぜそうなるのか、理解に苦しんだ。 セオドア・ルーズベルトは狩猟好きだった。あるとき狩りにでかけたが、一頭の獲物も仕留められなかった。 側近が一計を案じた。 一頭の熊を木にくくりつけ、これを仕留めるよう大統領に勧めたのである。 側近としては大統領の激務による憂さ(現代で云うストレス)を晴らすために仕掛けたものだったのだろう。一説によると、その熊は母熊で、幼い仔熊がその乳を求めて擦り寄ってきていたと云う。 大統領は銃を下ろして首を振ると、 「そんな非情なマネはできない。不公正で、恥ずべき行為だ」 と、云って、その熊を逃がすよう命じた。 この話から、現在もなお、世界中で愛されている、“テディ・ベア”と云う熊のぬいぐるみが誕生したのである。 |