2016.11.01 Tuesday
北野大茶会の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(ピリ辛きゃら蕗)、豚肉の味噌漬け、ほうれん草と白菜のごま和え
昨日と同じ献立である。 茶の湯は質素を旨とするのが本来であるらしいのだが、それからすれば、わたいの食事の献立は、量を度外視すれば、茶の湯の心得に合致している。 もっとも、茶の湯の心得が質素を旨とする、と、云うのは、千利休によって提唱確立された心得であって、それまでは、かならずしも、質素侘寂が茶の湯の本道であったわけではないらしい。 もしそうならば、秀吉が催した北野大茶会なども、あながち茶の湯のなんたるかを心得ぬ、成り上がりの派手好みとばかりは云えないだろう。 むしろ、たかが茶を飲むのに、侘びの寂びのとコムズカシイことを捏ねくりまわすほうが、酒の席でワインや日本酒、カクテルなどにウンチクをお垂れあそばす輩同様、イヤらしいインテリの臭いがして、鼻持ちならなく思うのであるが、いかがであろうか。 |