2017.02.16 Thursday
記憶にございませんの日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、オニオン・コンソメ・スープ、トマト・ジュース、バナナ
1976年(昭和51年)の今日、折から吹き荒れていたロッキード事件の真相究明のため国政調査権が発動され、衆議院予算委員会で、同事件の証人喚問が開始された。このとき、喚問された国際興業社主小佐野賢治氏が発した「記憶にございません」と云う言葉は、一躍流行語となった。 証人喚問の場で事実と異なることを云えば、偽証罪に問われる。しかし、記憶にないのであれば、責めることはできない。なぜ憶えてないんだ、などと云っても、憶えていないもの、忘れてしまったものはしょうがない。忘却罪などと云う罪状は、寡聞にして知らない。都合の悪いときには調法な言葉である。 事実、小学生から大人たちまで、当時はほとんどの人が、都合が悪くなると、この言葉を発したものだった。だからこそ、流行語となったのであろうが……。 もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。いつもながらの、平々凡々たる献立である。 |