2017.03.23 Thursday
西行の命日の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース
今日は平安末から鎌倉初期にかけての歌人、僧侶として有名な西行の命日である。 もとは北面の武士として院の警護に従事した侍だったが、出家したのち諸国を遍歴し、さまざまな逸話と秀れた歌を遺している。 源頼朝から拝領した純銀製の猫の像を、門前で遊んでいた子供に与えた話は、なかでも有名である。 幕末の風雲児:高杉晋作は、一時隠遁していた頃、西行にちなみ、“高杉東行”と号していたことがある。 西行は「願わくば 花の下にて春死なむ その如月の 望月の頃」と詠んだが、その願い通り、旧暦2月の16日、すなわち新暦の今日、亡くなった。 その年のその月のその日が、はたして望月であったかどうか、その亡くなった場所が、(桜の)花の下であったかどうかは、いまとなっては、知る由もなかろう。 もちろんそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 それにしても西行はこの日、どのような朝食を喫したのであろうか。 |