2017.03.29 Wednesday
工場法公布日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ、野菜ジュース、バナナ
1911年(明治44年)の今日、日本初の労働法である工場法が公布された。 明治44年と云えば、日清日露の両戦争における勝利を経て、日本の資本主義産業が、ますます発展しつつあった時期である。 この法律の制定にも、そう云った背景があったことは否めない。 平成の現在でも、いわゆる“働き方改革”と称し、労働条件や環境の見直しなどが議論されているようだが、労働者を代表するいわゆる“労働者党”なるものが事実上存在せず、経済界首脳部の意向を如実に反映する政党が与党となっている現状では、その政府与党による“働き方改革”が、どの程度労働者たちのために資するのか、遊冶郎でなくても、はなはだ冷笑的にならざるを得ない。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 ただ、明治の労働者諸公のことを思えば、贅沢に過ぎる献立ではある。 |