2017.11.02 Thursday
マリー・アントワネットの誕生日の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2本)
今日はマリー・アントワネットの誕生日である。 マリー・アントワネットと云えば、「赤字夫人」と云われる浪費家で、フランスの国家財政を破綻に導き、1789年のフランス革命の主要な原因をなした、稀代の悪王妃、として、有名である。 国民がパンを食べることができず困窮しているとき、「パンが食べられなければ、ケーキを食べればいいじゃない」と云ったのは、あまりにも有名な逸話である。 しかし近年の歴史研究によると、その言葉を始め、彼女に対する悪口批難は、まったくのデタラメ、誹謗中傷であった、と、判明している。 彼女に対する批難は、革命が勃発した後、とりわけ、彼女の故国であるオーストリアに庇護援助を求めたこと(これが、反革命、売国行為、と、云われた)ヴァレンヌ逃亡事件(これが、国民や王制支持者を見捨てた、と、解された)の発覚によって高まった、と、云われている。 もしそうだとすれば、気の毒な感じがしないでもない。 もっともそのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。 パンが食べられる、いたって平和で、簡素ではあるが、感謝すべき、献立である。 |