2018.01.26 Friday
我らが母校 伊万里高等学校、甲子園選抜出場決定の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
1941年(昭和16年)12月8日、日本は米英蘭仏に宣戦を布告した。 いわゆる“太平洋戦争”の勃発である。 その3日後の12月11日、東方会を主宰する右翼の雄:中野正剛は、雑誌『公論』での徳富蘇峰との対談で、 「まあ、私ども戦死したあとでないと、今日のような痛快事は、始まるまいと思ったのですが、戦死しないで、この痛快事を見ればね……」 と、云ったらしい。 いささか引例が不穏当だが、今日のわたいには、このときの中野正剛の気持ちが、よく解かるのである。 なんと! われらが母校、佐賀県立伊万里高等学校(伊万里高校、略称:伊高)が、第90回記念選抜高校野球大会(春のセンバツ甲子園大会)に、21世紀枠とは云え、出場することが決定したのである 「俺たちが生きているあいだに、伊高が甲子園に出ることなんて、あるかなぁ」 「まぁ、ムリだろうな」 「でも、出て欲しいよな」 「そんときゃ、応援に行くぜ」 「俺だって行くさ」 ――そんな会話を、よく交わしたものである。 まさに、“俺たちが死んだ後でないと、(伊高が甲子園に出場するなんて)そんな痛快事は起こらないだろう、と、思っていたのが、死なないで、この痛快事を見られればなぁ”と、云うところである。 もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 いつもながらの、相変わらずの、献立である。 しかし、現在の伊高の生徒たち――わたいたちの後輩──は、今日のこの佳き日、どんな朝食を喫したのであろうか? そしてまた、来る第90回記念選抜高校野球大会(春のセンバツ甲子園大会)の初戦の日、どんな朝食を喫するのであろうか? |