2018.02.20 Tuesday
歌舞伎の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は“歌舞伎の日”だそうだ。 例によって、Wikipediaによると、「慶長12年2月20日(旧暦)、出雲阿国が江戸城において将軍徳川家康や諸大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露したことにちなむ」そうである。 慶長12年、と、云えば、1607年である。 歌舞伎、と、云えば、華やかで高尚な、日本の伝統芸能、と、思われるだろう。 なるほど、それに違いはないのだが、そもそもの成立の過程においては、けっして、高尚でも荘厳でもなかったようである。 慶長年間は、豊太閤秀吉による朝鮮侵略から、その死去、関ケ原の合戦を経て、徳川家康による幕府開府、大坂の陣による豊臣家の滅亡、と、時代の大変動期と呼ぶに相応しい時代であった。 そんななかで、歌舞伎と云う、現在に伝わる日本独自の芸能が形づくられ始めたか、と、思うと、感慨深いものがある。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 文化芸能とも、治乱興亡とも、まったく縁のない、いたって平和な献立である。 |