2018.04.24 Tuesday
植物学の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は「日本の植物学の父」と云われる植物分類学者・牧野富太郎氏の誕生日(文久2年4月24日)であり、これにちなんで、「植物学の日」とされているそうである。 文久2年と云えば、1862年で、1月には坂下門外の変が起こり、2月には皇女和宮と第14代徳川将軍家茂とが結婚、4月には徳川慶喜が将軍後見職に就任し、8月には生麦事件が起こっている。 幕末の物情騒然とした時期である。 牧野氏には申し訳ないが、幼少時から植物関係にはまるで興味がなく、さまざまな偉人伝に馴れ親しんでいた時期にも、氏の伝記は読んだ記憶がない。図書室には在った記憶があるのだから、よほど興味がなかったのだろう。 そんなわたいのでも、次の逸話は気に入っている。 「ある著述家が、『野辺に咲く名もなき花』と書いたところ、牧野富太郎氏から手紙が届き、中には、『名もなき花、とはなにごとか。名も知らぬ花、と、書きなさい』」と、あった。 と、云うものである。 如何にも植物に対するあふれる愛情の感じ取られる逸話である。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 植物とも、愛情とも無縁の、いたって凡俗な献立である。 |