2018.12.21 Friday
新鎌倉幕府成立の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2本)、みかん(2個)
とは云っても、別に、鎌倉幕府が新旧2つ存在した、と、云うわけではない。 2018年8月21日のこのコーナー、「源頼朝征夷大将軍就任の日のひとりめし(朝)」でも記したが、かつては源頼朝が征夷大将軍に任命された年を以て、鎌倉幕府成立の年、と、看做されていたのだが、近年の歴史学では、源頼朝に諸国への守護・地頭の設置・任免を許可した年を以て、鎌倉幕府成立の年、と、看做すようになったためである。 源頼朝に諸国への守護・地頭の設置・任免の許可が下りたのが、文治元年11月28日、すなわち、1185年の今日である。 なにをもって幕府成立の要件と看做すか、このことについては、学界でも諸説紛々、いまだ確定した見解が出ていないようである。 証拠を集め、その真偽をただし、合理をもって自説を開陳する、これが歴史学の面白味、その醍醐味である、と、云うのが、Macをはじめ、渡井ら一同の一致した見解である。 “歴史なぞ暗記物”、“歴史は(事件や人物、年号などを)憶えるだけでいい”などと信じて疑わぬ無識蒙昧な輩には、到底理解できない境地である。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 鎌倉幕府の成立とも、歴史学の醍醐味とも、まったく無縁の、いたって非学問学究な献立である。 |