2019.01.16 Wednesday
初閻魔の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2本)、みかん(2個)
今日は“初閻魔の日”だそうである。 Wikipediaによると、“藪入りにあたって、閻魔に詣でる日”なのだそうで、主に各店々の“奉公人は藪入りの休暇前に、主人から小遣いや仕着せ(衣服)を貰っていたため、この日は閻魔堂に寄り芝居などを見物し楽しむ奉公人が往来した”とのこである。“主に江戸での慣わし”とあるが、落語で聴く限り、浪速(大阪)にも、同様の風習はあったようである。 なお、“藪入り”については、このBlogの昨年の今日、1月16日の「藪入りの日のひとりめし(晩)」をご参照ください。 盆と正月の16日は、地獄の閻魔も罪人の呵責を休む、と、云われているそうで、まぁ云ってみれば、地獄の休日、でしょうな。 それにしても、いくら休日が同じだからと云って、なにもワザワザ、閻魔大王に詣でなくてもよさそうなものだが、ひょっとすると、詣でる奉公人たちは、自分たちが使えている主人を、閻魔大王になぞらえていたのかも知れない。あるいはお休み中の閻魔大王に、自分たちをこき使う主人たちを罰してくれるようお願いするために参詣した、とか……。 なぜ盆と正月の16日が地獄の休日(正確には、閻魔大王の休日)なのか、なぜその日に奉公人たちは他の神社仏閣ではなく、閻魔大王に参詣するのか、考えれみれば不思議である。博雅の士の教えを乞いたい。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 奉公人たちが閻魔に参ろうが参るまいが、閻魔が呵責を休もうが休むまいが、まったく一切関係のない、いたって平和凡俗な献立である。 |