2019.02.01 Friday
自由の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2本)、みかん(2個)
今日は”自由の日”であるらしい。 と、云っても、なにも好き勝手していい日、と、云うわけではない。 これはアメリカ合衆国での記念日らしく、Wikipediaによれば“1865年のこの日、アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが奴隷制全廃を定めるアメリカ合衆国憲法修正第13条に署名した”ことにちなんでいるのだそうである。 エイブラハム・リンカーン(最近では、昔のように、「リンカン」と表記するらしい)と云えば、アメリカ合衆国建国の父であるジョージ・ワシントンと並んで、歴代大統領のなかでも、1、2を争う人気と好評を得ているが、なんといっても、丸太小屋で生まれ、苦労の末に大統領となったこと、南北戦争と云う国難を乗り切ったこと、そして、黒人奴隷を解放したことが、その実績として評価されている。 Macによれば、そのリンカーンも、奴隷解放宣言を出すタイミングについては、苦慮したらしい。 次のようなジョークがある、と、云う。 奴隷解放宣言を出し渋るリンカーンに、奴隷解放推進派の側近が業を煮やして、早急に奴隷解放宣言を出すよう進言した。 リンカーンはその側近に、 「馬の尻尾を足と呼んだら、馬には足が何本あることになるかね」 と、問いかけた。 側近は呆気にとられて、 「それは大統領、5本でしょう」 と、答えた。 リンカーンは悲しげに首を振ると、 「それはちがうな。いくら馬の尻尾を足と呼んだところで、馬の足は4本しかないのだよ」 お分かりだろうか? いくら呼び方を変え、いくら体裁を整えても、実質が変わらなければ、なにも変わったことにはならない、と、云うことである。 某国政府の政策施策を見るにつけ、このジョークが笑えないジョークになってくる。 いくら「民主国家」を標榜していても、実際に民主主義が民主主義として機能していなければ、しょせんは「馬の尻尾」なのである。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 自由とも、解放とも、擬似民主国家とも、一切無縁の、平々凡々たる、いつもながらの献立である。 |