2019.02.08 Friday
針供養の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2個)、みかん(2個)
今日は“針供養の日”である。 Wikipediaによると、“折れた針を豆腐やこんにゃくに刺して供養し、裁縫の上達を願う行事”とあるが、たいていの日本人なら、このことはご存知だろうと思う。 と、記してから思ったのだが、今日び“たいていの日本人”は、針仕事など、しないのではないだろうか。なお、ここで云う“針仕事”とは、鍼灸師や衣類の仕立工場での仕事などの意味ではない。家庭内で行うボタン付けや衣服の繕い、つぎあて、穴かがりなどの裁縫のことである。 こう記していまさらながらに思うのが、今日びの家庭では“針仕事”などはしないのではないだろうか、と、云うことである。パッチワークや和裁洋裁など、いわゆる手芸をしている人はいるにしても、それらは“趣味”であり、”針仕事”ではなかろう。そう云えば、ミシンを使っている、などと云うことも聞かなくなった。 昭和のTVドラマなどでは、炊事、食事、洗濯、裁縫などの場面が、家庭の雰囲気を表現する手段として、用いられていたものなのだが……。 やはり、昭和も遠くなりにけり、なのだろう。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 裁縫とも手芸とも昭和の生活とも、まったく関係のない、いたって不器用な献立である。 |