2019.03.12 Tuesday
モスの日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、即席みそ汁(油揚げ、とろろ昆布、乾燥わかめ、ニラ)、ブリ大根、菠薐草のお浸し、山芋の上のオクラ、冷奴、納豆、味付海苔
だいたい、ブリ大根と云えば、冬場の献立であろう。それを、そろそろ春の訪れが感じられようか、と、云う、この時季に料理るところが、如何にもわたいらしい。 もっとも、ブリ大根はおろか、鍋料理にしたところで、夏場に食してはいけない、と、決まっているはずもないわけで、昨今のように、ただでさえ汗の出そうなくらい暖房の効いた料理店で酒を呑みながら鍋料理をつつくよりも、凍えそうなくらい冷房の効いた料理店で鍋するほうが、よほど気が利いている。エネルギーならびに環境上の観点からは、大いに問題があるであろうにしても。 食卓に青菜類があると、それだけで心なしか、落ち着く感じがする。だいぶしばらくぶり(約2週間ぶり?)なのだから、無理もない、と、云えば、無理もないが、ことほどさように、青菜類は大好物なのである。 今回は菜の花が見当たらなかった。残念である。まさか、もう時季外れになってしまったわけでもあるまい、と、思って調べてみたら、なんと、1〜3月が旬の最盛期であるらしい。と、すると、ボチボチもうお仕舞いではないか! なんと短い期間であることよ。なるほど、むかしの人は上手いことを云う。 ──花の命は短くて苦きことのみ多かりき ちょっとちがうかな? |