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精霊の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(ゴーヤの佃煮)、ハムカツ、ブロッコリの塩昆布和え


今日は“精霊の日”だそうである。
Wikipediaによると、“柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから”制定されたらしい。
柿本人麻呂は、梅原猛氏の『水底の歌』において、政争に巻き込まれて刑死した、と、述べられており、また伝説の歌人猿丸太夫と同一視されている。もっともこれはかなりの異説であるらしく、学界では受け入れられていないそうだ。ちなみにこの説を基にした作品に、『猿丸幻視行』がある。
和泉式部は、“恋愛遍歴が多く、道長から「浮かれ女」と評された。また同僚女房であった紫式部には「恋文や和歌は素晴らしいが、素行には感心できない」と批評された”そうである(Wikipediaより)。
小野小町は古代エジプトのクレオパトラ、唐中国の楊貴妃と並んで、世界三大美女のひとりに数えられていることで有名である。深草少将の逸話も有名である。深草少将に想いを打ち明けられた小野小町が、それならば百日間わたしの元にお通いなされたら結婚しましょう、と、云われ、毎夜通い続けたが、九十九日目に雪の中で凍死した、と、云う話である。
なんだか、精霊の日、と、云うよりは、怨念の日、としたほうがよさそうだ。
もっともそのことと、わたいの弁当の中味とには、なんらの関連もない。
精霊とも怨念とも、政争とも色恋とも、まったく縁のない、いたって平和で穏やかな献立である。
| ろ〜りぃ | ろ〜りぃの食卓 | 21:39 | - | - |


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