2019.03.18 Monday
精霊の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(ゴーヤの佃煮)、ハムカツ、ブロッコリの塩昆布和え
今日は“精霊の日”だそうである。 Wikipediaによると、“柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから”制定されたらしい。 柿本人麻呂は、梅原猛氏の『水底の歌』において、政争に巻き込まれて刑死した、と、述べられており、また伝説の歌人猿丸太夫と同一視されている。もっともこれはかなりの異説であるらしく、学界では受け入れられていないそうだ。ちなみにこの説を基にした作品に、『猿丸幻視行』がある。 和泉式部は、“恋愛遍歴が多く、道長から「浮かれ女」と評された。また同僚女房であった紫式部には「恋文や和歌は素晴らしいが、素行には感心できない」と批評された”そうである(Wikipediaより)。 小野小町は古代エジプトのクレオパトラ、唐中国の楊貴妃と並んで、世界三大美女のひとりに数えられていることで有名である。深草少将の逸話も有名である。深草少将に想いを打ち明けられた小野小町が、それならば百日間わたしの元にお通いなされたら結婚しましょう、と、云われ、毎夜通い続けたが、九十九日目に雪の中で凍死した、と、云う話である。 なんだか、精霊の日、と、云うよりは、怨念の日、としたほうがよさそうだ。 もっともそのことと、わたいの弁当の中味とには、なんらの関連もない。 精霊とも怨念とも、政争とも色恋とも、まったく縁のない、いたって平和で穏やかな献立である。 |