2019.03.27 Wednesday
利休忌のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日と明日は、京都大徳寺において、利休忌が行われる日である。 千利休と云えば、茶道の大成者として、また、「わび・さび」に代表される、枯淡の美意識を広めた人物として有名である。 と、ともに、信長、ついで秀吉、と、云った、いわゆる天下人に近侍し、大いに権勢をふるったことでも有名である。 秀吉に切腹を命じられ、その一生を終えたことは有名であるが、その原因──秀吉はなぜ利休に切腹を命じたのか、その理由は、いまもって謎のままである。 さまざまな原因理由が説かれ、述べられているが、そのなかには、利休があまりにも横柄権柄ずくに振舞うのに、秀吉が堪忍袋の緒を切った、と、云う内容のものも少なくない。 その他、さまざまな逸話や歴史事実から察するに、「わび」の「さび」のと云いながらも、けっこう、裏表のある人物だったようだ。 だから死後、その人柄が、表千家と裏千家に、分離したのだろうか。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 わびともさびとも、権力者の威を借る文化人とも、一切縁のない、ウラもオモテもない、いたって公明正大、清廉潔白な献立である。 |