2019.04.05 Friday
小笠原返還記念日の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は“小笠原返還記念日”だそうである。 「今日は何の日〜毎日が記念日〜」と云うWebsiteによると、「1968年のこの日、第二次大戦後アメリカの施政下に置かれていた小笠原諸島を日本に返還する協定が締結された」ことにちなむのだそうである。ちなみに、この協定が発効し、小笠原諸島が実際に日本に返還されたのは、同年の6月26日のことである(「今日は何の日〜毎日が記念日〜」より)。 サンフランシスコ講和条約後も、米軍の占領統治下にあったのは、沖縄だけではないのである。 小笠原諸島の返還交渉に携わったのは、佐藤栄作内閣の外務大臣であった、三木武夫氏である。 氏は後の沖縄返還交渉に際しても、「核抜き本土並み」を期して交渉すべき、と、主張して、自民党総裁選に立候補なされた。三選を期して立候補していた佐藤栄作氏は、「三木君の云うこと(沖縄の「核抜き本土並み」を期しての返還交渉)などできるはずがない。そんなことを云う三木君を外相にしていた自分の不明を恥じる」と、云ったものである。 結果、佐藤氏が三選を果たして、自民党総裁の座に座り続けたのだが、沖縄が実際に返還されるにあたって、「核抜き本土並み」での返還がなされたのか、なされなかったのか、みなさん、よくご存知のとおりである。 佐藤氏は自民党総裁三選時の総裁選挙で三木氏に放った言葉を忘れたかのように、沖縄の「核抜き本土並み」返還は、佐藤内閣の──引いては自分の──業績である、と、云い続けた。 ちなみにこの佐藤栄作氏は、現在の内閣総理大臣、安倍晋三氏の大叔父にあたる。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 小笠原諸島の返還とも、沖縄の返還とも、首相の身勝手さとも調子のよさとも、一切まったく全然関係のない、いたって公明正大清廉潔白明鏡止水な、いつもながらの献立である。 |