2019.04.08 Monday
世界ロマの日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は“世界ロマの日”であるらしい。 Wikipediaによると、“1990年の第4回世界ロマ総会で制定”されたもので、“ロマに関する問題について啓発し、ロマの文化を記念する日”と、云うことである。 “ロマ”と云われても、なじみのない方もいらっしゃるかもしれない。 これまたWikipediaによると、“、ジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に北インドのロマニ系に由来し中東欧に居住する移動型民族である”と、云うことである。“移動生活者、放浪者とみなされることが多いが、現代では定住生活をする者も多い”と、云うことで、“ジプシーと呼ばれてきた集団が単一の民族であるとするステレオタイプは18世紀後半に作られたもの”なのだそうだ。 “ロマ”と云う呼称から、古代ローマ人の末裔、と、思われがちだが、実際は、上記に引用したとおり、北インドのロマニ系がその由来である。 かつて、ナチス・ドイツに迫害虐殺された民族として、ユダヤ民族が有名であるが、このロマ民族の多くも、ナチス・ドイツに迫害虐殺されたのである。ロマ民族の受難は、はるか中世にまでさかのぼる。その点では、ユダヤ民族に比肩する、虐げられた民、と、云えるだろう。 民族出自の故を以て、迫害虐待が行われるようなことがあってはならないことは、万国共通、普遍の大原理である。 この日を契機に、いま一度そのことを再認識するべきであろう。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 迫害とも虐殺とも、一切無縁の、いたって平穏平和な、いつもながらの献立である。 |