2019.04.16 Tuesday
康成忌の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は川端康成の命日である。 川端康成を知らぬ人はまずいないだろう。 日本を代表する文学者のひとりで、日本人として初めてノーベル文学賞を受賞した人である。 有名な作家であるが、残念ながら、その作品を読んだことはない。学生時分に『雪国』くらいは読んでおかねば、と、思って読みだしたが、途中でやめた。『伊豆の踊子』は何度も映画化されており、おそらくは氏の諸作品のなかでも、『雪国』と1、2を争うくらいに、知名度の高い作品であろうが、これまた読んでいない。どうも知名度の高い作品を読むのは、ミーハーなような気がして、気が引けるのである。 散作も、氏の作品は読んでないのではないだろうか。氏の作品から受ける、「日本の古典美」と云う印象が、若い頃の感覚に馴染めなかった、と、云っていた。わたいも同感である。 これを機に、一度なにか読んでみようか。現在ならば、若い頃のような衒気も失せていることだし、かえって新鮮な気もちで読めるだろう。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 文学とも、日本の古典美とも、一切まったく関係のない、いたって非文化な、凡俗極まりない献立である。 |