2019.04.17 Wednesday
なすび記念日の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、アロエ・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
「『この味がいいね』と君が言ったから四月十七日はなすび記念日」と、云うわけではなさそうである。 Wikipediaによると、“「ヨ(4)イ(1)ナ(7)ス」の語呂合わせ、4月が冬春ナスの最盛期であること、4月にナスが好物であった徳川家康に献上されていたこと、徳川家康の命日が旧暦の4月17日であること”により、“冬春なす主産県協議会が2004年に制定”したのだそうである。 盛りだくさんではあるが、いつもながら強引な理由づけである。 茄子も好きな食材のひとつなのだが、あまり料理らない。みそ汁に入れたり、単純に油で焼いただけでも美味いのだが、どうもあまり使わない。 第一、茄子は秋のもの、と、ばかり、思っていた。“冬春なす”なる単語を目にしたのも、初めてである。実物は、八百屋やスーパーの棚先などで目にしたことはあったであろうが……。 茄子=秋のもの、と、思い込んでいたのには、「秋茄子は嫁に食わすな」と云う俚諺や、「菜もなき 膳にあわれは しられけり 鴫焼茄子の 秋の夕暮れ 」と云う狂歌が影響しているように思う。本家本元の、「心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮」でないところが、我ながら、ヒネクレている。 ただそんなわけで、かつての一時期、茄子の鴫焼きに凝っていたことはある。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 茄子が冬春のものであろうが、秋のものであろうが、まったく関係のない、秋茄子を食わす嫁もない、いたって殺風景で、無風流そのものの献立である。 |