2019.04.25 Thursday
ギロチンの日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、アロエ・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は“ギロチンの日”だそうである。 「今日は何の日〜毎日が記念日〜」と云うWebsiteによると──、 1792年のこの日、フランスでギロチンが実用化された。 当時はフランス革命後の恐怖政治により、毎日何百人もの人が処刑されていた。そこで、内科医で国民議会議員だったジョゼフ・ギヨタンが、受刑者に無駄な苦痛を与えず、しかも全ての身分が同じ方法でできるような「単なる機械装置の作用」により行うよう議会で提言し、その案が採択された。 外科医のアントワヌ・ルイが設計の依頼を受けて、各地の断頭台を研究し、刃を斜めにする等の改良を加えた。このため当初は、ルイの名前をとって「ルイゼット(Louisette)」とか「ルイゾン(Louison)」と呼ばれていたが、この装置の人間性と平等性を大いに喧伝したギヨタンの方が有名になり、ギヨタンから名前をとった「ギヨチーヌ(Guillotine)」(ドイツ語読みで「ギロチン」)という呼び名が定着した。 フランスでは1981年9月に死刑が廃止され、それとともにギロチンの使用もなくなった。 と、云うことである。 死刑の執行に、人間性も平等性もないだろう、と、思うのだが、本人がそう喧伝しているのなら、仕方ない。嘘や過大表現や自己に都合のいい名分を禁じたら、CM自体、存在しなくなってしまう。 それにしても、「フランスでは1981年9月に死刑が廃止され、それとともにギロチンの使用もなくなった。」と、あるが、と、すると、フランスでは、1981年9月まで、ギロチンを用いて死刑執行を行っていたわけだ。 あくまで印象だが、なんとも野蛮で残酷なことである。 だったら、絞首刑や電気椅子なら、野蛮でなく、残酷でないのか、と、云われれば、そうだ、とは、云いがたいものがあるが……。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 死刑とも、人殺し用の器械とも、まったくかかわりのない、いたって穏和で、人道に満ち溢れた献立である。 |