2019.06.28 Friday
曾我兄弟の仇討ちの日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ、生野菜サラダ、チェダー・チーズ
今日は“曾我兄弟の仇討ち”が行われた日である。 と、云っても、今日びの人びと、とりわけ若い人たちは、なんのことだかご存知ない方も多いことだろう。なにしろ“忠臣蔵”こと赤穂事件のことすら、知らない、と、云う人が多いご時世である。 で、Wikipediaから引用すると、“建久4年5月28日(1193年6月28日)、源頼朝が行った富士の巻狩りの際に、曾我祐成と曾我時致の兄弟が父親の仇である工藤祐経を討った事件”のことであり、“赤穂浪士の討ち入りと伊賀越えの仇討ちに並ぶ、日本三大仇討ちの一つである。武士社会において仇討ちの模範とされていた”のだそうだ。 さらに、“この事件は後に『曽我物語』としてまとめられ、江戸時代になると能・浄瑠璃・歌舞伎・浮世絵などの題材に取り上げられ、民衆の人気を得た”のだそうだ。 他者の責によって非業の死を遂げた者の肉親や縁者が、艱難辛苦の末に見事その仇を討って亡き人の恨みを晴らす、と、云う筋立ては、洋の東西時の古今をつうじて大衆ウケするらしく、世界各地にさまざまな形で伝承あるいは創作されている。 先に、「今日びの人びと、とりわけ若い人たちは、なんのことだかご存知ない方も多いことだろう」と、記したが、パワハラ、セクハラ、イジメ、虐待、等々、悲酸な事象が罷り通っている現代、こう云ったいわゆる“仇討もの”の需要は高じていると思うのだが、如何だろうか。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 仇討ちともパワハラ、セクハラ、イジメ、虐待、等々とも、一切まったくなんらの関係もない、いたって平和平穏和やか穏やかな、いつもながらの献立である。 |