2019.07.05 Friday
江戸切子の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ、生野菜サラダ、チェダー・チーズ
今日は“江戸切子の日”だそうである。 Wikipediaによると、“江戸切子の組合・東京カットグラス工業協同組合が制定”したもので、“江戸切子の文様の一つ「魚子(ななこ)」から「なな(7)こ(5)」の語呂合せ”なのだそうである。 西洋風のカットグラスやガラス工芸などは巷間有名であろうが、和風の切子細工なるものが存在することは、不明にしてすっかり忘れていた。 この原稿を記すに際してWikipediaを参照したときに、あぁそう云えば、切子細工なんて、あったなぁ、と、思い出したのである。 日本における工芸技術の細密さや精密さは、実用工業の域から藝術諸作品にいたるまで、世界中の称賛を得ているところである。星新一氏はその作品『進化した猿たち』のなかで、こうした日本の細密な技術は、江戸期の鎖国体制と関係があるのではないか、と、述べられていた。いわゆる閉鎖社会の風潮が、人の精神エネルギーを外に向かわせず、もっぱら内に集中せしめる環境となったのではないか、と、云うのである。 なるほど、面白い意見である。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 切子細工とも、カットグラスとも、日本の伝統文化とも、工芸技術の精密さとも、一切まったくなんらのつながりもない、いたって華やかならざる、いつもながらの献立である。 |