2019.07.23 Tuesday
米騒動の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ、生野菜サラダ、チェダー・チーズ
今日は“米騒動の日”であるらしい。 米騒動については、云うまでもないとは思うが、念のため、Wikipediaの記載を引用しておこう。すなわち、“1918年の7月22日の夜からこの日にかけて、富山県魚津の主婦達が米の県外移出を防止する集団行動を起こし”、これが“全国に波及した”ものである。 この騒動と、シベリア出兵の不評によって、時の政権寺内内閣は桂冠のやむなきにいたり、本邦初の本格政党内閣原敬内閣が成立したのである。なるほど、食べ物の恨みは恐ろしいものである。 先頃、仁徳天皇陵を含む、百舌鳥古市古墳群が世界遺産に認定された。よろこばしいことである。地元では大騒ぎであろう。 Macによると、仁徳天皇は、楼から国土を見まわしたとき、夕餉の時間であるにもかかわらず、民家から竃の煙が立ち上っていないのを見て、これは民の生活が苦しいからであろうと察し、三年間、租税の徴収をストップしたのだそうだ。天皇の住まいは荒れ、衣服は傷み、食も粗末になったが、三年間は税をとらず、三年後に民家から竃の煙が立ち上るのを確認してから、徴税を再開したのだそうである。 現在、我が国には食に困っている人間はいない、と、云うのが、政権与党の幹事長のご感想だそうだ。なるほど、増税しようと云う気にもなるであろう。それでいて、満足に食事の摂れない子どもたちのために、子ども食堂の増設充実や学校給食の拡大無償化などを政策に盛り込んでおられるのだから、訳が分からない。もっとも、盛り込むくらいはどの党でもできるし、云うだけでなく、実施されれば、それこそ、云うことはない。 それはともかく、陵墓そのものよりや増税なんかよりも、仁徳天皇にまつわる上記の逸話こそ、文化遺産として孫子の代にまで伝えたいものである。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 食に関する騒動とも、世界文化遺産とも、増税とも、まったく一切全然関係のない、いたって平和で穏やかな、いつもながらの献立である。 |