ろ〜りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

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マーガリンの日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、即席みそ汁(長ねぎ、乾燥わかめ、とろろ昆布)、豚肉の生姜焼き、小松菜のわさび和え、かぼちゃの煮物、木綿奴、納豆、味付海苔


木綿奴、と、云っても、別に芸者おやまの類ではない。木綿豆腐の冷奴、の、意で、素材を分明させるためにつくった当て字、造語である。
その伝でいけば、絹こし豆腐の冷奴は、絹奴、と、なるが、こうなるとまさに源氏名そのものである。
せっかくの造語であるから流行ってほしいが、日常会話で、
──今日は絹奴にしようか。
──給料日前だから、木綿奴にしよう。
などと使われたら、妙な誤解を生じるかもしれない。
やはり流行らない方が無難だろう。
余計な心配はともかく、秋刀魚の塩焼きがなくなった。そんなわけで、豚肉の生姜焼きである。
困ったときは生姜焼き、と、云うのが、わたいの献立立案における格言のひとつなのだが、今回は別に困ったわけではない。考えてみれば随分ひさしく料理ってないし、玉葱があまってるし、滋養強壮に効果があるし……と、思い立ったのである。
チューヴの生姜とにんにくを酒と薄口醤油で溶かし、半月切りにした玉葱と豚肉(今回は小間切れ)を漬け込む。で、プライパンに油を引かずに焼く。タレと豚肉の脂だけで焼く。失敗少なく、単価廉く、味よく、栄養抜群の、献立の王道である。
| ろ〜りぃ | ろ〜りぃの食卓 | 21:11 | - | - |


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