2019.11.11 Monday
2番目に記念日が多い日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、即席みそ汁(しじみ、あさり、乾燥わかめ、とろろ昆布)、筑前煮、小松菜のわさび和え、ツナと白菜と大根のスープ煮、木綿奴、納豆、味付海苔
即席みそ汁が二つ、残っていた。しじみとわかめである。これは仕事場出入りの弁当屋さんから弁当を買ったときに付けてくれたものである。いつのことだったのかは定かではないが、心配するほど以前のことではないことだけはたしかである。 筑前煮は以前にも料理ったことがあった(はずだ)が、ツナと白菜と大根のスープ煮も久しぶりである。そもそもはツナと白菜だけで習ったのだが、嵩増しのためと、そろそろ旬だろう、と、云うことで、大根を加えてみたのである。 大根は“硬い”と云うイメージがあるが、鍋物や煮物、関東炊のように、火をとおすと軟らかくなり、味が滲み込んで美味しくなる。冬の料理には調法な食材である。 1本丸々買ったのだが、1/3ほど使って、残りは簡単漬けにした。大根は煮物鍋物に合うだけでなく、漬物にしてもあのよろしい。 大根も多くの栄養素を含んでおり、なかでも風邪予防に効果のあるビタミンCや、胃腸のはたらきを整えるでんぷんの消化酵素ジアスターゼが有名である。また、焼け焦げによる発がん物質の作用を抑制してくれる効果もあるそうで、なるほど、焼魚などには大根おろしが添えられているわけである。 栄養価は高く、お値段は安く、しかも用途は幅広い。人間世界でと違って、食の世界での大根は、三拍子揃った、千両役者、なのである。 |