2019.11.12 Tuesday
洋服記念日の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(角切山椒昆布)、筑前煮、小松菜のわさび和え、かぼちゃの煮物
弁当箱の中仕切りを仕事場に忘れてしまった。 歳をとって物忘れが激しくなる端緒は、日常のこまごまとしたものの置場を忘れる、と、云うことではあるまいか。ボールペンや万年筆、シャーペンなどの筆記具、眼鏡、リモコン、湯呑茶碗、等々。 そしてもう一つの兆候は、新しい事態への対応に時間がかかる、と、云うことである。この兆候が昂じると、「昔はよかった……」という、年寄り特有の台詞が口を突いて出るようになる。 どうやらわたいもそろそろ老境に差しかかってきたようである。 それはともかく、筑前煮を料理ったおかげで、野菜の摂取種類が増えた。よろこばしいことである。どうにかこうにか、7種類に達することができた。もっとも、それでも7種類か、と、云うのが、正直な実感ではあるのだが……。やはり、種類だけを問題にするのなら、夏野菜のほうが簡便である。生野菜サラダだけで5〜6種類は摂取できる。 ただ、栄養価の観点からすると、煮物のほうが優れているように思えるのだが、如何なものであろうか。わたいには西洋風の献立などよりも、日本風の献立のほうがはるかに優れている、と、云う偏見がある。日本では無条件で西洋のものが良いと決まっているらしく、西洋のものが悪いと云うのは偏見か無知を示すのだそうだ。 |