2019.12.17 Tuesday
飛行機の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(角切山椒昆布)、鶏肝の生姜煮、ほうれん草と白菜の胡麻和え、茹で人参&茹でブロッコリ
めずらしいことに、かぼちゃが売ってなかった。こんな時は、以前に冷凍保存しておいておいた、人参やブロッコリの出番である。どちらも緑黄色野菜であるし、代打としては充分であろう。もっとも、いささか量が多かったきらいは、なきにしもあらず、だが……。 鶏肝の生姜煮もだが、緑黄色野菜は、なんと云っても、β-カロテン(ビタミンA)がその魅力である。ビタミンAとカルシウムは、意識して摂取しないと、日本では非常に摂取しにくい栄養素なのだそうである。 野菜、と、云えば、みなたいがい、野菜サラダを連想するであろうが、野菜サラダに使用されている野菜の多くは、非緑黄色野菜である。嘆かわしいことである。野菜、と、聞くと、煮物やお浸しなどの和食の献立を連想するようでなければいけない。百歩譲って、緑黄色野菜の豊富なポタージュであろう。あれは西洋料理のなかでは、マシな献立である。 ブロッコリに含まれるビタミンCはレモンに含まれるそれより多く、また新しい赤血球を造り出すのに欠かせない葉酸も多く含んでいる。貧血予防にはもってこいである。 人参はβ-カロテンやビタミンCを多く含んでいる。人参のβ-カロテン含有量は、ほうれん草の約2倍だそうである。カロテンはのどや鼻の粘膜を丈夫にし、細菌に対して免疫力を高める効果があるそうで、この季節にはもってこいである、と、思ったが、よく考えてみると、人参に限らず、どのような栄養価の高い食材でも、常に口にしていないと意味がない。 昔聞いたものである、風邪の予防は初夏から考えよ、と。 |