ろ~りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

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デパート開業の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(2本)、みかん(2個)


今日は〝デパート開業の日〟なのだそうだ。
Wikipediaによると、〝1904年のこの日、東京・日本橋の三井呉服店が三越呉服店と改称。日本初のデパート式の営業を開始した〟ことによるのだそうだ。
1904年と云えば明治37年、日露戦争が開戦した年である。
いよいよ日本が西欧列強諸国に比肩しうる近代国家へと成長しつつあった時代であり、〝デパート式営業〟の開始は、それを象徴する出来事の一つであったろう。
夏目漱石の小説には、よく〝勧工場〟なるものが登場し、これが「デパートの前身」と説明されている。漱石の小説はだいたい日清戦後から日露戦後にかけてのものだが、そこに「デパート」もしくは「百貨店」なる語は登場しない。あったとしても、〝あれ、あったの?〟と、云うほどである。
営業は開始しても、一般大衆の生活に馴染むまでには、時間差があったのだろう。
明治は遠くなりにけった令和の現在、地方都市からのデパートの撤退が地方経済に深刻な打撃を与えていることが問題となっている。逆に大手スーパーのチェーン店の地方進出が、地元商店街の利益を侵害することを懸念する声もあがっている。ナカナカままならぬものである。
もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。
勧工場とも百貨店とも、地方経済の栄枯盛衰とも、まったく一切金輪際関係のない、いたって慎ましやかな、いつもながらの献立である。
| ろ~りぃ | ろ~りぃの食卓 | 20:11 | - | - |


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