2020.02.14 Friday
第1回箱根駅伝開催の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(食べる唐辛子ふりかけ)、さばの南蛮漬け風、菜の花の辛し和え、かぼちゃの煮物
カプサイシンには脳神経を活性させて副腎のアドレナリンの分泌を促進する効果がある、と、云うのは、よく知られた話である。 また、エネルギー代謝を活発にし、体脂肪の蓄積を抑制する働きがある、と、云うのも、よく知られた話だが、それだけでなく、末梢神経を拡張し、血流を増やして体温を高める作用もある。唐辛子なんかを食べると身体が温かくなるのは、そのためだろう。 一時期、カプサイシンがダイエットによい、効果がある、と、喧伝されたことがあった。結果、バカスカとカプサイシンを摂取して、胃を荒らしたり、食欲がなくなったり、情緒不安定に陥ったりした人が続出したとかしなかったとか……。 カプサイシンにかぎらず、なんでもそうなのだが、日々の食事、食生活に組み込むことが重要なのであって、大量に摂取すればそれだけ早く、それだけ大なる効果が得られる、と、云うわけではない。 納豆もトマトもえごま油もサバ缶も、みなそうである。あっという間に一挙に解決、と、云うようなウマい話は、コナン君のお話だけなのである。 と、エラそうに記すわりには、自分自身ではほぼ同じような献立を続けている。しかしこれは、自分が食したいから、料理っているのであって、云わばそれ自身が目的なのである。 第一、以前にも記したが、基本、食材それ自身に、健康に悪いものなどない。 その育った場所や育てられ方によって良くなったり悪くなったりする。また、その摂取形態や摂取量によって、悪くなったり良くなったりするのである。 要するに、食材そのものを良くするのも悪くするのも、人間なのである。それを、あれは身体に良い、あれは悪い、などとは、食材にとっては濡れ衣である。 |