![]() 2020.02.28 Friday
ベンジャミン・シーゲルの誕生日の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
![]() 今日はベンジャミン・シーゲルの誕生日であるらしい。 ベンジャミン・シーゲル、と、云っても、ほとんどの人はご存じないのではなかろうか。 1930~40年代に活躍したアメリカ合衆国のギャングである。 〝バグジー〟と呼ばれ、1991年にウォーレン・ベイティ主演で制作された映画のタイトルにもなった。 バグジーと云うのは、〝bug〟と同じく、「害虫」や「ばい菌」と云う意味で、本人はこう呼ばれることを嫌っていた、と、あるが、それはそうだろう。 彼はそれまでたんなる砂漠のギャンブル・タウンに過ぎなかったラスベガスを、一大歓楽街にするのに功あった。彼が建設したフラミンゴホテルは、現在なお当地で営業しているようである。 皮肉なことに、ラスベガスを一大歓楽街にしようと目論んだシーゲルだったが、彼の在世中にその夢がかなうことはなかった。 フラミンゴホテルの建設費を横領していると疑われ、犯罪組織の粛清を受けた。 皮肉なことに、この事件が醜聞の危険な香りをまとって流れ拡がり、ラスベガスを有名にしたのである。 〝バグジー死してベガスを残す〟と、云ったところか。 もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。 賭博とも歓楽とも、大麻とも桜を見る会とも、ギャングともマフィアとも、反社会勢力とも後援会とも、まったく一切これっぽっちも縁のない、いたって健全で明朗清潔、明鏡止水の献立である。 ![]() |