2020.02.28 Friday
ベンジャミン・シーゲルの誕生日の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(食べる唐辛子ふりかけ)、鰯の梅肉しそフライ、ほうれん草のお浸し、かぼちゃの煮物
唐辛子に体を温める効果があることは、諸人の知るところである。それが唐辛子に含有されているカプサイシンの作用であることも、もはや周知のことであろう。 この作用が血流を円滑にして血行を促進し、老廃物を排出してくれるとともに、アドレナリンの分泌をも促して代謝効率をあげることによって、脂肪を分解しやすくする。このためある時期、「唐辛子ダイエット」だの、「カプサイシンで痩せる」だのが流行したのを記憶しておられるかたもいらっしゃるだろう。 いつも思うのだが、特定の食材だけを摂取することによって、食事の摂取量も減らさず、運動もせず、献立の内容も変えず、お菓子のスイーツのなんちゃらドリンクのをしこたま飲み食いして、それで痩せようと思うのは、働かずに大金を得ようと考えるに等しい。働かずに大金を得るには、まだ宝くじと云う方法があるが、特定の食材を摂取するだけで痩せられる、と、云う方法はない。 あ、ひとつだけあった。三度の食事を洋酒のストレートだけにするのである。酒肴は摂らない。と、云うより、洋酒をストレートで飲み続ければ、胃腸が食物を受け付けなくなる。したがって楽に痩せられる。ただし、身体と精神の健康は保証の外である。 閑話休題。 唐辛子にはビタミンA、ビタミンE、ビタミンCが豊富に含まれているが、それらの有する効能を、唐辛子だけから得ようとするのは、無理無茶であろう。少なくとも日本人の体質では、それらの栄養素が効力を発するほどに唐辛子を食することは、止したほうがいいだろう。胃腸胃壁が人なみ外れて丈夫である自信があるのならば、あえて留め立てはしないが。 |