ろ~りぃ&樹里とゆかいな仲間たち

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ありがとうの日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ


今日は〝ありがとうの日〟なのだそうである。
理由はもうお分かりのことと思うが、念のため、Wikipediaを繙いてみると、〝「サン(3)キュー(9)」(thank you)の語呂合わせ〟と、ある。
まさか、と、思われた方は、いらっしゃらないだろう。
「ありがとう」とは、「有難う」と記し、読んで字の如く、「有ることが難い」、すなわち「めったにない」とか「めずらしい」の意である。
そこから「貴重である」の意が生じ、さらに仏教面の影響からか、仏の慈悲などを得てこの世に存在していることに対する感謝の意を帯びるようになったらしい。
実際心清まして思いみれば、日頃「当たり前」と思っている数多くのことが、如何に「有り難い」ことであることかに思い至るであろう。
昔、『銀河鉄道999』と云う漫画の中で、次のような話があった。
その星では戦争が繰り広げられている。銀河を旅する乗客たちは、そのさまをあたかも西部劇や戦争映画を見るかのごとき感覚で眺めながら食事をしている。
主人公はそのことに義憤を感じ、旅客用の領域からその星の戦争のただなかに飛び込んでいく。
ふとしたことから同年代の少年と仲良くなり、ある日ともに野宿することになる。
「明日お日さまが拝めるかな」
その少年が寝袋にもぐりこみながら云う。
主人公にはその言葉が滑稽に聞こえる。
「なに云ってんだい。朝になれば朝日が昇るのは当たり前じゃないか」
「そいつは平和に暮らせる人間の云うことだぜ。俺たちは一度寝ちまったら、その間に殺されてることだって、しょっちゅうなんだ」
寝たら起きるのは当たり前、腹が減ったらメシを食うのは当たり前、勉強するのは当たり前、学校に行くのは当たり前、会社に行くのは当たり前、人間が生きてるのは当たり前……。
しかしその「当たり前」が、実はどれほど「有り難い」ことか。
日頃は浮世の繁雑に取り紛れて忘れがちになっているが、今日くらいはそのことに思いを馳せてもいいのではないだろうか。
そしてなによりも、いつもこのBlogの記事に目を通してくださってるみなさま、ほんとうに、ありがとうございます。
| ろ~りぃ | ろ~りぃの食卓 | 20:54 | - | - |


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