2020.07.02 Thursday
山崎の戦いの日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、鰯の生姜煮(4尾)、野菜とわかめの酢漬け、茄子とゴーヤとピーマンの佃煮、木綿奴、納豆、味付海苔
胃腸の調子が悪いのか、それとも晩食の量が多いのか、あるいは多湿な気候のせいなのか、はたまた若き日の放蕩無頼の生活の報いなのか、このところ、朝起きると身体が怠く、胃がもたれるような気がする。寝起きは悪くないから、消化器系統の不調であることに違いはあるまい。 それにしても、晩食の量はさして増えてはいないはずである。味噌汁がない分、むしろ減っているはずなのだ。ひょっとすると、寝る前に飲んでいる牛乳のせいかもしれない。 牛乳は良質のたんぱく質や多くのカルシウムをふくみ、完全栄養食品のひとつに数えらるが、残念ながら、乳糖(ラクトース)をも含んでいる。 この乳糖(ラクトース)を消化する酵素がラクターゼなのだが、このラクターゼが分泌量が、日本人は少ないらしいのである。牛乳を飲むとお腹を下す、お腹がごろごろする、などの症状が現れるのはこの酵素が欠乏しているゆえである。聞くところによると、多くの民族(黒人とヒスパニックで80%、アジア人で90%以上)で、離乳後にラクターゼの量が減少するそうである。 もっとも、北欧系・西欧系の白人の80〜85%は、生涯にわたってラクターゼを生産するそうである。道理で牛乳は云うに及ばず、チーズやヨーグルトなどは欧米が主生産地になっているわけである。 しかしそうすると、世界規模で見れば、成人になれば牛乳を受け付けないのが普通で、成人しても牛乳を受け付けられるほうがめずらしい、と、云うことである。 わたいの場合、牛乳を受け付けないわけではないし、特に嫌いなわけでもない。ただおなじ乳なら、飲用物よりも容れもののほうに興味がある。同種族のそれに限っての話だが。 |