2020.07.28 Tuesday
なにわの日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、さんまの塩焼き(1尾)、小松菜のわさび和え、高野豆腐と椎茸と人参の煮物、酢ごぼう、木綿奴、納豆、味付海苔
酢ごぼうがなくなった。料理ったその週よりも翌週のほうが、よく味が滲みて食べ頃になっている。これからはそれを目途に料理ることにしよう。ごぼうなどの根菜類(?)はどうしても不足しがちになる。せっかく摂取しやすい食材なのだから、しかもこの季節、酢のものが恋しくなる時季でもあるのだから、大いに摂取すべきである。酢ごぼうと胡瓜もみを相互に食卓に上せられれば理想なのだが……。 高野豆腐が大きくて食べ応えがある。わたいが料理るときは弁当に入れることが脳中を占めるためか、どうしても小さめに切ってしまう。あるいは最初から小さめの品を買ってしまう。それはそれでいいのだが、やはり大きいものにかぶりつくのは、それはそれでいいものである。豪快な気分である。 この献立だと、たんぱく質とビタミンが豊富に摂取できる。煮物は重宝な献立なのだが、とりわけ重宝なのは、椎茸類を入れられることである。それによって、平生だと摂取しにくいビタミンDが摂取できる。カルシウムの定着には欠かせない栄養素である。いくらカルシウムを摂取しても、ビタミンDを摂取できなければ、なんにもならない。 さんまの塩焼きは、当然頭から尻尾まで、骨もあまさずすべて食した。鯛も骨まで食べられればいいのだが、さすがのわたいもそれはできない。昔は鯛の骨も噛み砕いて食し得たのだが、いやはや、年は取りたくないものである。 さんまの内臓に苦味を感じなかったのは、あるいは焼き過ぎたせいかも知れない。あの内臓の苦味が脳の中枢を刺激して、食欲を増進させるのだそうである。と、すれば、内臓の苦味のないさんまは、その値打ちの半分――とは云わないまでも、少なくとも1/3は、減じていることになるのではないだろうか。あの苦味が食欲を促進し、夏バテを予防してくれるのである。 |