2020.07.29 Wednesday
白だしの日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(ピリ辛らっきょう)、豚肉の生姜焼き、菜の花のお浸し、高野豆腐と椎茸と人参の煮物
菜の花のお浸しは冷凍保存しておいたものである。旬の食材が季節外れの時季に食べられるのだから、冷凍保存様様である。 いったん湯掻いて冷凍保存しておいたものだが、味はもちろん、菜の花特有のホロ苦さも保存されているのはありがたい。これで栄養も保存されていれば云うことはないのだが、そればかりはすぐに効能の現れるものでもなし、栄養分も減じてはいないはずである、と、信じるより他にない。信ずる者は救われる、と、これまた信ずるのである。 冷凍食品が如何に昔と違って栄養分も豊富になり、かつまた美味になったからと云って、やはり食そうとは思わない。頭の固い旧時代の遺物よ、生きた化石よ、と、後ろ指をさそうとも、好まぬものを敢て使用する必要などさらさら認めない。時間と費用と手間と喜びと……さまざまな事情を勘案して、冷凍食品を活用したい人は活用なさるがよろしかろう。わたいは今のところ、それらの諸事情を勘案して、冷凍食品を使用するよりも、自分で料理る方を撰ぶだけのことである。 意に染まぬことをあたかも意に染むかの如くに偽って為すのは、仕事をはじめとした対人関係の事共だけで充分腹一杯である。 |