2020.08.13 Thursday
函館夜景の日のひとりめし(昼-弁当)
麦飯(みそかつおにんにく)、鰯の生姜煮、小松菜のわさび和え、ゴーヤと茄子の佃煮風
ゴーヤはあの独特の苦味が苦手だ、と、云う人も多いことだろう。それは理解しないでもない。 しかしゴーヤのあの苦味は、モモルデシンと云って、数種類のサポニンと20種類のアミノ酸から成っている栄養成分なのである。これが食欲の減退しがちなこの時季、胃腸を刺激して消化液の分泌を促進し、食欲を増進させてくれるのである。 他にも、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富で、夏バテ予防にはもってこいの食材である。血圧や血糖値を下げる効果があり、疲労回復に効き、肝機能を高める。ビールの消費量が増えるこの季節には、重宝な食材である。 ほとんどの人は、ゴーヤチャンプルにするのであろうが、わたいはもっぱら、佃煮風である。ゴーヤチャンプルも大好物なのだが、奈何せんゴーヤチャンプルには豆腐と卵がつきものである。と、云うことは、あまり日保ちしない、と、云うことである。毎日料理をしているこまめな人はともかく、わたいのようなズボラな人間は、休日にまとめて料理するので、日保ちしてくれないと困るのである。 茄子にはこれと云ったビタミンやミネラルは含有されていないそうだが、それの代わり、ナスニンと云う成分がある。これはポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、また、コレステロールの吸収を抑える作用もある、と、云うことである。 また、茄子には身体を冷やす効果があることは、よく知られているところである。身体の火照りやすい夏場には重宝な食材である。 いかさま、食材に不要なものなし、で、ある。 |