![]() 2020.08.27 Thursday
御成敗式目制定の日のひとりめし(朝)
トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は御成敗式目が制定された日なのだそうである。 御成敗式目とは、云わずと知れた、鎌倉幕府における武家の成文法であり、後々まで大きな影響を与えた法律である。 Wikipediaによると、〝鎌倉時代に、源頼朝以来の先例や、道理と呼ばれた武家社会での慣習や道徳をもとに制定された、武士政権のための法令(式目)〟なのだそうである。当時の〝執権であった北条泰時が中心になり、一門の長老北条時房(泰時からして叔父にあたる)を連署とし太田康連、斎藤浄円らの評定衆の一部との協議によって制定された〟とのことである。 ここで注意しておかなければならないのは、この法令(式目)が、〝武家政権のための〟ものであって、公家社会はもとより、被支配者であった草莽の民百姓までにも及ぶ現在の法律のようなものではなかった、と、云うことである。 とまれ、この御成敗式目は、後の室町幕府においても、いわゆる戦国時代の大名たちによる分国法、家中法度などにおいても、その影響を及ぼしている。江戸時代に制定された武家諸法度にも、大きな影響を及ぼしている。戦後の憲法どころの話ではないのである。 その細目に興味がおありのかたは、数々の専門書や入門書が出版、あるいはネットに掲載されていることだろうから、そちらをご覧いただきたい。喧嘩両成敗の原則はもちろん、女性が御家人たることを認めるなど、ナカナカに興味深い項目が並んでいる。現在の法律を考える上でも、なにかと参考になるのではあるまいか。 ![]() |