2014.04.18 Friday
『ドラえもん』のなかに……
『ドラえもん』のなかに、こんな場面がある。
広場にのび太やしずちゃんやスネ夫やの、いつもの面々が集まってくる。 今日はなにをして遊ぼうか? ――野球! ――サッカー! ――鬼ごっこ! ――かくれんぼ! 「あやとり!」と、のび太が云ったのは、いかにものび太らしい。 みなの意見が出そろったところで、ジャイアンが、 ――すもう! と、ひと声上げる。 するとみなが、 ――すもうでもいい。 ――ぼくも。 ――見るだけなら(と、これは、しずちゃんである)。 ――すもうやりたい。 と云うが、その表情は、ちっとも嬉しくはなさそうである。 のび太だけが、いわゆる空気を読めず、 ――あやとり! と、叫ぶが、ジャイアンににらまれて、 ――すもうをやりたい。ぜひ……。 と、身体を震わせる。 結局みんな、すもうをやることになる。 「日本はムリヤリ、韓国・朝鮮を併合したのではない。 あれは韓国・朝鮮のほうから、『自分たちを日本のなかに入れてください』と、頼んできたのだ」 と、云う人々がいる。 なるほど、表面上から見れば、そうであろう。 ちょうど、のび太やスネ夫やしずちゃんたちが、すもうをやりたがったように……。 |