2015.05.19 Tuesday
『007/ロシアから愛をこめて』を……
『007/ロシアから愛をこめて』を読んでいる。
本の邦題は『007/ロシアから愛をこめて』、『007/ロシアより愛をこめて』は、映画の邦題である。 で、その本のなかに、ボンドに憧れて亡命しようとしているロシアの女(タチアナ)がボンドを評して、"レールモントフの小説の主人公を思わせる"と、云った、という件がある。 最初この本を読んだときは、レールモントフもその小説も知らなかった。 いまは、『現代の英雄』を知っている。 なるほど、ペチョーリン(『現代の英雄』の主人公)とボンド、云い得て妙の対比である。 いまでは知らない人も少なくなったが、007の「0」は、"ゼロ"ではない。"オー"である。 ところで、こないだから、弁当のおかずに、ブロッコリの塩昆布あえを入れている。 この暗合に笑った人は、紛れもない、ボンド・ファンである。 |