2017.09.01 Friday
日露戦争逸話
日露戦争のときに、
「かのだんし にひづまをきて たまもみき」 と、詠んで出征した兵士がいた。 漢字を混えると、 「かの男子 新妻置きて 弾も見き」 と、なる。 あの男は新妻を(国内に)置いて(戦場にやってきて)弾を見ている、と云う意味になろうか。 しかしこれを逆から読むと、 「きみもまた てきをまつひに しんだのか」 漢字を混えると、 「君もまた 敵を待つ日に 死んだのか」 と、なる。 おまえもまた、(俺が敵の来るのを待っている日に)死んでしまったのか、と云う、別の意味になる。 |