2014.11.10 Monday
とある栄養学者の説によると……
とある栄養学者の説によると、赤い血を有する生物は、青い野菜を食わねばならないそうである。
と、云うのも、赤血球と葉緑素とは、その構成がほとんど同じで、ただ中心に位置する、マグネシウムだかカルシウムだかが、違うだけなのだそうである。 それでは、“青い野菜”とは、なにかというと、いわゆる菜っ葉類――ほうれん草や小松菜の類――なのである。 西洋風の野菜サラダが好きなかたには申し訳ないが、キャベツやレタスなどの結球野菜には、あまり栄養上の効果は望めないらしいのである。 栄養上の効能から断ずれば、先述した“青い野菜”――ほうれん草や小松菜、サニー・レタスなど――、根菜類――大根、人参、ゴボウなど――、カボチャやトマトなどが良いそうである。 こう見てくると、和食で使われる食材が多いことに気づく(サニー・レタスとトマトは例外……)。 近年、和食が、ユネスコの無形文化遺産に登録された。 喜ばしいことである。 わたいもできるだけ和食風の食事にしようとしているのだが、わたいの場合は、ど〜もそれ以前の問題、と、ゆ〜気がしないでもない……。 食べ物さん、ありがとう (朝日文庫) 川島 四郎,サトウ サンペイ |