2019.07.02 Tuesday
うどんの日のひとりめし(晩)
玉子麦飯、即席みそ汁(油揚げ、乾燥わかめ、とろろ昆布)、コロッケ(2個)、小松菜のわさび和え、生野菜サラダ、熟成キムチ、冷奴、納豆、味付海苔
朝食の項にも記したが、今日は半夏生であるらしく、讃岐地方ではうどんを食べるそうだが──香川県民は、半夏生の日に限らず、どんなときでも、よくうどんを食べているように思うが──、関西地方では半夏生の日には、蛸を食べるそうである。 蛸はわたいの嫌いな、数少ない食材のひとつである。食膳に供されたら、食べないことはないが、みずから好んで食べようとは思わない。みずから好んで食べるとしたら、よほどの名産地に行ったときくらいではなかろうか。とは云え第一に、いかに高名な名産地とは云え、蛸料理を食うためだけに、そこに行こうとは思わない。 酒を呑んでいたときでさえ、蛸のぶつ切りに胡瓜のざくざく、は、肴にしようと思わなかった。それだったら、ただの胡瓜もみか、胡瓜もみにもずくを合わせるほうを好んだ。 なるほど、蛸にも素晴らしい栄養素があるだろう。しかし、蛸でしか補給できない栄養素はないと思う。蛸を食べない分、それらの栄養素は他の食材で摂取することにしている。 ここまで記してきて、ふと思い出したのだが、酒を呑んでいた頃、たこわさびだけは、お気に入りで、あると必ず註文していた時期があった。特にこの時季、わさびのピリリとした辛味と、蛸のコリコリとした食感が、妙に好ましかったものである。 それを考えると、我ながら、一貫性のない嗜好である、と、云えないこともない。 |