2014.12.07 Sunday
某ファスト・フードの店で……
某ファスト・フードの店で提供されるチキン・ナゲットが、中国で生産・加工されたものであることが明らかになって、しかも大量にあるそのうちのたったひとつが、不衛生な床に落とされたものを再び生産過程の戻されたことがネットで拡散して、以来、そのファスト・フード店の売り上げが激減したことは、いまなお、庶人の記憶に新しいことであろう。
そのさい、庶人の感想に、 「中国産は信用できない」 「やっぱり、中国人はいいかげんだ」 「中国人は自分勝手で、衛生観念がない」 「中国人は、自分たちが不衛生なものでも平気で食っているから、あんなことができるんだ」 などと、憤慨したものである。 むかし、米国から輸入された食用牛肉が、狂牛病に汚染された可能性のあるものだったことが発覚したことがある。 そのさい日本の庶人は、 「アメリカ産は信用できない」 「やっぱり、アメリカ人はいいかげんだ」 「アメリカ人は自分勝手で、衛生観念がない」 「アメリカ人は、自分たちが不衛生なものでも平気で食っているから、あんなことができるんだ」 などと、憤慨しただろうか? 日本人の、西洋人に対する、卑屈な奴隷根性と、日本人以外の東洋人に対する、見苦しい優越感情は、いつになったら、払拭できるのであろうか? |